日本語教師のための公開研修講座

2010年(第26回)
ビジネス・コミュニケーションと日本語教育
〜教育現場でどう実践につなげるか〜

 日本企業の国際化の進展と少子高齢化による国内労働力減少を背景に、今後さらに外国籍社会人とのコミュニケーション場面が増加していくことが見込まれます。よく知られているように、ビジネスの現場において、文法的には正しい発話にもかかわらず、その言語が使われている国の文化や商習慣に対する理解不足から、摩擦がしばしば起こっています。本講座では、ビジネス活動上の対話分析・研究をご紹介し、ビジネス遂行力向上に繋がる実践的な日本語教育とは何かを皆様と一緒に考えたいと思います。

7月11日(日)

13:00 ご挨拶
西尾珪子(公益社団法人国際日本語普及協会 理事長)

13:10〜15:10 内容本位の日本語教育:宮崎駿の『千と千尋の神隠し』の実践例
牧野成一(プリンストン大学)

15:25〜16:10 ビジネス文化:ポライトネスに焦点を合わせて
牧野成一(プリンストン大学)


7月11日(日)

10:00〜11:30 ビジネス日本語教育現場で教えるのは何か
〜言語行動という視点からの提言〜
粟飯原志宣(香港大学専業進修学院)

12:30〜14:00 仕事に直結した日本語教育
〜ビジネス現場の課題に着目して〜
近藤 彩(政策研究大学院大学)

14:15〜15:35 職務遂行のための日本語学習・教育の方法
〜「ビジネス日本語評価基準」を活用した実践例より〜
品田潤子(公益社団法人国際日本語普及協会)


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